前回の「学校事務職員 給食の時間が意外と大変なんです。」の続きです。
人数分の配膳をして、食べられるのは早くても12:50位になってしまいます。
給食終了のチャイムは13:10です。
まともに時間がとれたとしても、たったの20分間です。
でもその20分も落ち着いて食べられることは少なく、その間にも電話はかかってくるし、来校者がある場合も多いのです。
退職時の勤務校は事務室は1階正面玄関の脇、職員室は2階だったので、1階を留守にしないためにも事務2人は事務室で食べていました。
職員室で食べる先生方は短時間の給食に慣れていて、飲み込むように食べる人が多く、いつも「体に悪いな」と思っていました。
それにひきかえ事務2人は食べるのがゆっくりな上に、電話や来校者の対応をしていると、とても20分では食べ終わりません。
でも時間内に食器を返却しなくてはならず、途中でやめたり食器を返却を翌日にして(本当はその日に返却しなくてはいけません)
13:10過ぎても食べていることがありました。
もちろん生徒も食事時間は同じなので、飲み込むように食べている子が多いのだろうと思います。
数年前から「食育」が叫ばれていますが、給食時間をもう少し長くとり、よく噛んで食べることも凄く大事ではないかと私は思います。
そういう最も身近なところから考えてもらいたいものですが、実際は1日の時間割の中で給食の時間を増やすことは難しい事も、現場にいた私だからこそわかります。(ゆとりが欲しい)
ちなみに私の勤務していた市では、小学校は自校給食で、中学校は給食センターで作ったものを配送車が各中学校へ運んでくれます。
次回、まだ給食関係でお話したいことがあります。
よければ、お付き合いくださいね。